疑いながらの付き合いを始めてから3カ月程が経つ頃、彼からとうとう別れ話を切り出されます。
というのも、何度か会っても私がいつも不満そうな顔をしているため。
彼は、私が彼を結婚相手として見るほど好いていないのではないかと言うのです。

彼のことはどちらかというと好きですよ。
結婚できるかどうかはその時点では考えられませんが、自分なりに付き合いは楽しんでいるつもりです。
それに、他の人の方がいいという考えも全くありません。

なのに、不満そうに見えるのは、きっと本当に横浜で結婚できるのかどうかが心配だったからでしょう。
つまり、別れたくなんてないということです。

しかし、別れるとまではいかないものの、少し一人になって考えてみることになった私。
横浜生活を彼と送るはずが、再び一人っきりの横浜生活へと逆戻りです。
彼と会わない間、いろいろなことを考えます。
私にとっての横浜での結婚生活の憧れはどの程度のものだったのか、山梨を出て横浜にきてしまって良かったのか、こんな私が結婚なんてできるのか、そして彼と結婚できないまま別れることになってしまうのか・・・

実は一人でこうして考えている期間はたった1週間ほど。
おそろしく早くに結論が出てしまっていたのです。

ある平日の夜、横浜での仕事から帰ってきて、彼は残業かもしれないというのに突然電話をかけてしまいます。
そして、彼が呼び出しに応じたと分かるや否や、開口一番。
「いつか私と結婚して下さい!」

・・・これじゃぁ逆プロポーズですね。
彼からの正式なプロポーズの話は後日になりますが、思えば私からのこのプロポーズの方が先なのですね。

ちなみに彼の反応は子を宥める親のよう。
私が泣きながら言うので、きっと呆れ果てていたことでしょう。